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塩のことをもっと知ろう 塩についての基礎知識や歴史、健康との関係性などをご紹介。

塩の意外な横顔(1/2)

知られざる塩の実力

宇宙でも塩が大活躍!

人工衛星やロケットは、宇宙で向きを変える時に「ヒドラジン」という噴射燃料を使います。この化学物質は、塩を原料とするカ性ソーダや塩素からつくられます。宇宙を探検するのに、海の力が役に立っているのです。

冬の交通安全は塩が守る

水は0℃で凍りますが、濃い塩水なら-21℃まで凍りません。この性質(氷点降下)を利用して、雪の多い地方では、道路の凍結防止などに塩が使われています。道路に塩をまいて膜をつくることで、路面の凍結を防ぐのです。

ガラスやプラスチックにも塩が!

身近な日用品の素材にも塩が使われていることをご存知ですか?ガラス、プラスチック、紙などの製造には、カ性ソーダや塩素(ソーダ工業製品)が使われています。これらの原料になるのが塩。しかも、日本で消費される塩のほとんどが、実はこのソーダ工業に使われています。ちなみに食用になる塩は、全体の20%ほど。塩は私たちの食だけでなく、暮らしも支えているのです。

砂糖づくりに塩がいるって本当?

砂糖は塩と好対照の調味料ですが、実はこの砂糖づくりに、塩が欠かせません。砂糖づくりの過程では、砂糖を白くするため、イオン交換樹脂に着色物質を吸着させます。その吸着力を保つ秘訣が「塩水できれいに洗うこと」なのです。

塩にまつわる謎を解く

サラリーマンのルーツは塩にある?

サラリーマンの「サラリー」は、のラテン語の「Salarium(サラリウム:塩の)」からきています。これは、兵士に給料代わりに与えられた塩を意味する言葉だったようです。また、塩は健康を増進するとの考えから、ラテン語で健康をあらわす言葉「Salus」の中には塩「sal」が入っています。当時の塩の貴重さをしのばせるエピソードですね。

スイカに塩をかけると甘くなるのはなぜ?

甘み、酸っぱさ、苦さ、塩辛さなどが舌に伝わる早さは、味覚ごとにそれぞれ違います。塩辛さは甘さより早く伝わるので、スイカに塩をかけると、塩辛さを感じた後に遅れて甘さを感じることになり、甘さがより引き立つのです。おしるこの中に塩をひとつまみ入れると甘みが引き立つのもこのためです。

相撲で土俵に塩をまくのはどうして?

これは、相撲の起原に関わるお話です。相撲は昔、豊作を祈願するお祭りとしてはじまりました。この神聖な儀式を清めるために、塩がまかれていたのです。また土俵にまかれた塩は、力士が土俵でころんで怪我をしたときに、傷口を殺菌する役目を果たします。かたちだけでなく、ちゃんと実用性もあったなんて意外ですね。