HOME > 商品のご紹介 > 塩のことをもっと知ろう > 塩と健康の関係 2/2
以前はよく、「塩は高血圧の原因」といわれてきました。しかし近年では、塩の摂取と血圧の上昇はかならずしも結びついていないことが明らかになってきています。このことは専門的には「食塩感受性」「非感受性」という言葉で表現されます。塩の摂取量によって血圧の上下動が見られる人が「食塩感受性」、これに対して、塩の摂取と血圧に関係の見られない人を、食塩に対して「非感受性」というのです。
それでは、いったい塩は1日にどれくらいとればよいのでしょう?厚生労働省は「適正な食塩摂取量」として、健康な人の場合、「成人1日10グラム以下が望ましい」と発表しています。ちなみにこれは、塩に対する感受性の違いを含まない、一律の目安として発表されているものです。ですからすべての人にこの数値を適用するのはあまり意味がないのですが、少なくとも食塩感受性の人に関しては、この数値を守ることが望ましいと考えられます。イメージで、極端な減塩やその逆に走るのではなく、正しい情報に基づいて適切な分量を心がけたいですね。