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塩のことをもっと知ろう 塩についての基礎知識や歴史、健康との関係性などをご紹介。

塩と健康の関係(1/2)

塩は植物性食品? 動物性食品?

まずは、簡単なクイズから。

Q question 私たちの食べるものは、植物性食品か動物性食品に分類されますが、それでは、塩はいったいどちらに入るでしょうか? 砂糖は植物性食品 塩は植物性?動物性?
A answer 実は、すべての食品の中で唯一、塩だけがそのどちらにも属さない食品なのです。

塩の成分は、ナトリウムなどのミネラル。日本でつくられる食塩は、基本的に海水を濃縮して煮詰めたものですから、植物由来でも動物由来でもありません。砂糖の原料が植物なのに比べて、ずいぶん変わっていますね。

ちなみに、ナトリウムは私たちの身体に必須のミネラル。また、これだけ科学の発達した現代でも、塩に代わるものを人工的につくり出す方法はありません。砂糖や酢の成分は、他のものでも補給することができます。しかし塩だけは、代用のきかない、地球上に唯一無二の食品なのです。また味覚的にも、人の塩に対する要求はひときわ強いことが知られています。塩は、栄養的にも味覚の上でも、代わるもののないかけがえのない食品なのです。

塩が足りないとどうなるの?

でも、ただ「かけがえのない食品」といわれても、いまひとつピンときませんね。ちょっと具体的に、塩が身体の中でどんな働きをしているのか、そして塩が足りないとどうなってしまうのかということを見てみましょう。

人の身体の中には、常に一定の割合で塩分が含まれています。この塩分が、生命に直結する大切な働きをしています。タンパク質や脂肪が身体を動かすエネルギー源になるのに対して、塩の役割は、体内のいろいろなシステムの働きを守り、維持すること。つまり塩が足りないと、身体のあちこちが故障して働かなくなってしまうわけです。

塩の働き 1

細胞を正常に保つ 塩は、私たちの身体の中の血液・消化液・リンパ液などの体液に、イオンの状態で溶けています。そして、細胞の内と外との体液の圧力(浸透圧)を調整し、バランスを一定に保つ働きをしています。実はこのバランスが、食べ物から栄養素を吸収するためにとても重要。どちらに傾いても、栄養を体内に取り込めなくなってしまいます。塩を正しくとらないと、循環不全、血圧低下、脱水症状、ショック症状や立ちくらみ、むくみなどにつながります。また新陳代謝も衰えるので、お肌にも良くありません。

塩の働き 2

神経や筋肉の働きの調整 私たちが身体を動かす時には、脳からの命令が電気信号として神経細胞を伝わっていきます。この電気信号を伝える働きをするのが、塩の成分であるナトリウムイオン。塩が不足するとこの伝達がうまくいかなくなるので、体調不良などを引き起こします。夏の暑い日に激しい運動をすると足がつったりしますが、これも、汗をかいて身体のナトリウムが極端に不足した結果です。

塩の働き 3

食欲や味覚の正常化 適切な塩味は食欲を増進させます。また塩味の刺激によって、おいしさを感じる正常な味覚が保たれています。あまりに塩気のない食事を続けると、ナトリウムや塩素の不足によって引き起こされる実際の問題に加えて、味覚もにぶくなるため食欲も落ちてしまい、体力が衰えて、さらに食欲が落ち・・・と悪循環になってしまいます。

いかがでしたか?その他にも塩は、身体が酸性になるのを防いだり、消化と吸収を助けるなど、さまざまな働きをしています。塩はさながら、健康のマルチプレイヤー。ですから、多すぎず少なすぎず、良い関係を保つことが、健康のためには一番なのです。

塩は健康のマルチプレイヤー!