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塩のことをもっと知ろう 塩についての基礎知識や歴史、健康との関係性などをご紹介。

塩の達人になろう(2/2)

塩の達人・実践編

塩には、食材や料理に応じたさまざまな使い途がありますが、粒の大きさ、にがりの量なども考えて使い分ければ、ぐんと使い勝手が違ってきます。ここでは、塩を使いこなすための実践的なアドバイスを幾つかご紹介します。
基本的な塩づかい

塩を計る

塩は、結晶の形によって量(かさ)が違うので、同じひとつまみでも塩分量が変わります。結晶の形が均一でない塩は、かさばる(すきまが多い)ために見た目よりも塩分量が少なくなるのです。この性質を使えば、ザクザクしたフレーク塩などを使うことによって、毎日の料理で自然に減塩していくこともできます。

塩をふる

肉や魚などに下味を付ける「ふり塩」は、サラサラした塩を選ぶのがポイント。水分量が少なく、粒の細かいサラサラした塩の方が、手にくっつきにくくて使いやすいからです。しっとりした塩、つまりにがりの多い塩は作業しにくいので、本来ふり塩にはあまり向きませんが、から炒りしてすり鉢ですれば使いやすくなります。

塩を食べる

おむすびや天ぷらの塩など、塩を粒のまま食べるような料理の場合には、塩そのものの味が重要になってきます。ただ、にがりの味が強すぎると食材そのものの味に干渉することもあるので注意しましょう。調味用としては、ミネラル含有量が5%位までの塩が適しているといわれています。自分の舌で確かめて、好みの味を見つけてください。

調理法別の塩づかい

漬け物の塩は、食材とのなじみやすさで選ぶ

漬け物用の塩選びのポイントは、材料になじみやすい、粒の細かい塩を選ぶことです。ただ、ご家庭に一般的にある塩でも、材料をしめらせて塩をよくまぶす、味のムラが出ないように材料をすき間なく並べるなど、工夫次第で、おいしい漬け物ができます。

野菜は、塩で水気をコントロールする

野菜に塩をふるか、濃い塩水につけると、中の水気だけが外に引き出され、野菜が収縮してきます。サンドイッチのレタス、酢の物のキュウリなどはあらかじめ塩をふっておくと、歯触りはそのままに、全体がしんなりしてきて好都合です(この時のふり塩はサラサラのものを!)。逆にサラダの場合は、塩や、塩の入ったドレッシングを早くかけすぎると、野菜の水分が流れ出て味が薄まってしまうので要注意です。

色出し・変色防止の塩にも、正解がある

野菜の色出しやリンゴの変色防止には塩水を使いますが、これにはそれぞれ、適正な塩分濃度があります。リンゴの変色防止は0.5%(500mlの水に塩約小さじ1/2杯)、野菜の色出しは1%以上(500mlの水に塩約小さじ1杯)が目安。これ以上濃いと、食材に塩味が付いてしまうので注意しましょう。

焼き魚は、にがり入りの塩で決める

いつもの焼き魚に、にがり入りの個性の強い塩を使ってみては?にがりの味わいが塩味にプラスされて、魚の風味がより複雑になります。

煮物の味付けは、砂糖を先、塩を後に

煮物の具には、均一に味をなじませたいですね。ですから、浸透が遅い砂糖は先に、塩や醤油はその後で加えます。これがいわゆる「さしすせそ」の順番の理由です。ただし、たっぷりの煮汁で長時間かけて煮る料理(おでん、含め煮など)の場合には、同時でもかまいません。

塩抜き、砂出しのコツ

塩漬けの数の子やわかめなどの塩気を抜く塩抜きにはコツがあります。それは、いきなり真水にひたすのではなく、まず薄い塩水(1%前後の塩水)にしばらくひたすこと。これを「迎え塩」といい、ほどよく塩気を残しつつ、早く塩気を抜くことができます。また、あさり貝の砂出しの場合は、なるべく海水の塩分濃度(3%)に近い塩水にします。貝の体内の海水まで吐き出させるとおいしさが逃げますから、塩水はかぶるくらいで、なるべく少な目に。ふたをして、冷暗所で砂を吐かせましょう。