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- 塩は、水に溶けるとナトリウム(Na)イオンと塩化物(Cl)イオンに分かれます。海の中や人の身体の中で、塩はこのイオンの状態になっています。
- 塩には、湿度が高いと水分を吸い、湿度が低くなると水分を放出するという性質があります。水分を吸ったときは塩が溶け、水分を放出するときに、溶けていた塩が析出するという現象が生じ、このとき析出した塩が、結晶同士を結びつける接着剤の役割をします。まわりの湿度の変化で、こうした溶解析出を繰り返すことにより、塩の結晶同士が強く結びつき、固結が生じます。密閉しないで保存すると固まってしまうのはこのためです。
- 結晶は無色透明です。塩が白く見えるのは、光の乱反射が原因です。
- 水分を取り除く浸透脱水作用があります。野菜に塩をかけると水が出てくるのはこのためです。
- 塩の硬さはモース硬度2.0~2.5。ちょうど石こうと同じくらいで、鍋やコップを磨けるほどの硬度です。
- 防腐・滅菌作用があります。塩漬けしたものが腐りにくいのはこのためです。
氷点:-21℃
融点:800℃
沸点:1400℃
比重:2.16


塩の結晶の標準的な形で、塩水の中で四方八方に均等に結晶が成長したものです。

塩水の表面の結晶が、自重で少しずつ沈み込みながら成長すると、トレミーという逆ピラミッド形になります。

塩水の表面に成長した結晶は、割れるとうすい板状(フレーク状)になります。

結晶の粒は、成長する条件によっては、杉などの枝に似た樹枝状の形になることがあります。